職員インタビュー

その先にある日常生活まで寄り添う。

理学療法士

藤吉正好

藤吉正好

患者さまにとって、一番良いサービスを提供するために。

自分らしい生活を、住み慣れたご自宅でおくれるための力になりたい。そんな想いがあった僕にとって、地域に密着し、高齢者リハビリを重点的に実施しているみどり病院はまさにピッタリの場所でした。
多職種での包括的なケアを通して、患者さまにとって一番良いサービスを提供するために力を尽せる環境であることにも、とても魅力を感じています。月1回は看護師とリハビリスタッフが集まり、患者さまの動作に関わる状況の確認や今後の課題を洗い出し、情報を共有します。また、それとは別に、今度は先生や栄養士も踏まえて1ヶ月後の目標設定や進捗相談をする場もあり、チームで向き合える心強さを感じています。
患者さまが退院を希望される場合も、看護師、ケアマネージャーと一緒にご自宅まで伺います。実際の生活に支障がでないよう、患者さまにご協力いただきながら事前に入浴やお手洗いなどの動作を確認。その中で、もし不安な部分があれば、改善に向けてプログラムを考え直して、家に帰るためのトレーニングを行います。
また、退院をゴールとした限定的なお付き合いではなく、その先にもしっかり寄り添います。必要な場合は介護保険の認定申請についても看護師と相談し、申請が通った後はケアマネージャーと連携するなど、ここでもチーム力が活かされています。






その方にとっての楽しみを目標に、前向きになれるリハビリを。



リハビリは毎日のことですので、患者さまご自身にも目標をもって楽しみながら取り組んでもらいたいと考えています。そのため、お一人おひとりのご趣味や、これからまたやってみたいことなどをお聞きする時間をもうけ、単なる起き上がりや家事動作といった基本動作だけではないプログラムを実践しています。
例えば、散歩がお好きな方でしたら、長い時間歩ける体力がつけられるような練習メニューを取り入れたり、畑がやりたいという方には道具が扱えるような動作の獲得を目指したり。
お相手の人間像やお気持ちを知ることで、こちらの介入の仕方も変わってきます。患者さまによっては、今までやれていたことがやれないもどかしさから、リハビリに対する意欲がわかない、という方もいらっしゃいます。そうした場合にも、無理やり練習をしてもらうのではなく、まずは話をお聞きする時間を大切にしています。会話が増えてくると、リハビリを楽しみにされる方も増えてきます!これからも、そうした人と人の関わりを大切にしながら、お力になっていきたいです。